胃カメラについて
胃カメラ検査には健康保険が適用されますか?
食道、胃、十二指腸などに何らかの症状が出ている、健康診断の胃部X線検査などで何らかの指摘を受けたといったケースでは、健康保険が適用されます。しかし、特に症状が無く、ご自身で健康状態を確認するために行う場合は自由診療になります。
当日体調が悪なってしまっても、胃カメラ検査は可能ですか?
症状によります。それほどひどくなければ検査は可能ですが、当日医師の判断によって延期とすることもあります。検査前にご相談ください。
胃カメラ検査にはどのぐらいの費用がかかりますか?
健康保険適用の検査は、保険点数が決まっており、全国一律の料金となります。
午前中に胃カメラ検査の予約がある場合、食事や薬に制限はありますか?
検査前日の夕食は21時までにすませてください。検査当日の朝食は絶食です。水分につきましては、水やお茶など透明で糖分の含まれないもので適切に補給してください。 お薬に関しては、休薬となるものもありますので、お薬手帳などをお持ち頂き、事前に医師にご相談ください。
午後に胃カメラ検査の予約がある場合、食事や薬に制限はありますか?
検査前日は普段通りの食事で問題ありません。当日の朝食は固形物を避けて、いつもの半分程度の量を8時までにお召し上がりください。昼食は禁食でおいでください。なお水分については、水、お茶など透明な糖分の含まれないもので適宜補給してください。 お薬は、当日朝は普段通りに服用、昼は休薬にしてお越しください。ただし、糖尿病の薬などで低血糖を起こしやすいものなど、休薬となるものもあります。事前にお薬手帳や服薬中の薬をお持ち頂き、医師の指示を受けてください。
検査後終了後の生活には何か制限がありますか?
鎮静剤を用いた検査を受けた場合、目覚めた後もしばらく鎮静剤の効果が残っていることがありますので、ご自身で自動車、二輪車、自転車などの運転は禁止です。ご来院には、ご家族の方に送迎頂くか、公共の交通機関をご利用ください。 また、検査終了後1時間ほど経てばお食事は可能です。しかし最初はゆっくりと少量の水などを口に含んでみて、むせるようなことがないか慎重に確認してからお召し上がりください。 水分については十分に補給し、脱水にお気を付けください。
急な腹痛があり、胃カメラ検査を受けたいのですが当日でも可能ですか?
予約枠が空いていれば、当日の検査でも可能です。まずはお電話でご相談ください。症状をお訊きした上で、当日の検査が必要かどうか、医師が判断します。アニサキスが疑われるような緊急を要する場合には、まずお電話でご相談ください。
苦しくない胃カメラ検査を受けられるというのは本当ですか?
当院では、鎮静剤を使用して、うとうとと眠っているような状態で胃カメラ検査を受けて頂くことが可能です。内視鏡装置と研鑽を積んだ医師の手技で、素早く正確な検査を行えるため、患者様のお体に優しい検査です。また胃カメラのスコープも細いものを用意しておりますので、苦手意識の強い方も安心して受診して頂くことが出来ます。
どんな症状の時に胃カメラ検査を受けた方がいいのでしょうか?
ものを飲み込みにくい、胸焼けのような症状が続く、胃の不調が続く、胃痛が続く、ピロリ菌感染が心配、胃潰瘍や十二指腸潰瘍かもしれないといった場合には、保険適用の検査を受診されることをお勧めします。潰瘍で出血がある場合はその場で止血をすることも可能です。 また、胃カメラ検査を行えば、初期の胃がんを発見することも可能です。胃がんリスクが上がってくるのは40歳過ぎからです。40歳を過ぎたら、自覚症状の有無に関わらず、少なくとも年に1度は胃カメラ検査を受けることをお勧めします。
胃カメラ検査を受ける際に、必要なものはありますか?
健康保険証、各種医療証、診察券(再診の方)、お薬手帳、他院からの紹介の方は診療情報提供書(紹介状)と検査関連資料をご持参ください。
胃カメラ検査はどのくらいの頻度で受ければよいでしょうか?
最初の胃カメラ検査を受けた時に、医師が食道、胃、十二指腸などの状態を判断し、次の受診タイミングを相談します。特に萎縮性胃炎など、胃がんのリスクが高い方は、診療ガイドラインに沿って、1年後の再検査をご案内しております。
漢方薬を毎日服用しているのですが、当日は飲んでも大丈夫でしょうか?
検査当日の朝6時まででしたら、服用して頂けます。
抗凝固薬のイグザレルトを服用していますが、胃カメラ検査は可能ですか?
胃カメラ検査の場合は抗凝固薬を服用していても検査は可能です。
以前他院で胃カメラ検査を受けましたが、ピロリ菌感染が心配になりましたが、その場合も胃カメラ検査が必要ですか?
以前に受けられた時期によります。半年以内に胃カメラ検査を受けている場合、検査の結果が分かる書類をお持ち頂ければ、胃カメラ検査は不要です。半年以上経過している場合は、 当院での胃カメラ検査が必要です。
大腸カメラについて
大腸カメラ検査には健康保険が適用されますか?
お腹の調子が悪い、下痢、便秘が続く、血便があるなどに何らかの症状が出ている、健康診断で便潜血検査陽性など、腸の状態に関する何らかの指摘を受けたといったケースでは、健康保険が適用されます。しかし、特に症状が無く、ご自身で健康状態を確認するために行う場合は自由診療になります。
当日体調が悪くなってしまいました、大腸カメラ検査は可能ですか?
症状によります。あまりひどくなければ大腸カメラ検査を受診することは可能です。しかし、状態によっては、医師の判断で検査を延期することがあります。ご心配なことがあれば、事前に申し出ください。 症状があって受診される場合は健康保険が適用となります。健康保険適用の医療は保険点数が決まっており、全国一律の料金です。
大腸カメラ検査後は生活上、何か制限がありますか?
まず、鎮静剤を使用した検査を行った場合、当日は鎮静剤の影響が残ることがあるため、ご自身での自動車、二輪車、自転車などの運転が禁止となります。ご来院には、ご家族の方に送迎して頂くか、公共の交通機関をご利用ください。 検査中にポリープの切除や組織の採集を行った場合は、以後しばらく食事、運動、入浴、遠距離の外出など、様々な制限があります。詳しくは事前の診察の際に説明します。 検査のみで終了した方は、食事可能な時間になったら、消化の良いものからゆっくりとお食事を摂ってください。下剤の服用、食事制限などで脱水を起こしやすくなっています。水分補給は十分に行ってください。
辛くない大腸カメラ検査を受けられるというのは本当ですか?
当院では、鎮静剤を使用して、うとうとと眠っているような状態で大腸カメラ検査を受けて頂くことが可能です。高性能な内視鏡装置と研鑽を積んだ医師の手技で、素早く正確な検査を行えるため、患者様のお体に優しい検査を行うことが出来ます。また、当院では、無送気軸保持短縮法という研鑽を積んだ医師にしか行えない方法でスコープを挿入していきます。また腸内のひだやしわを伸ばすための気体も炭酸ガスを使用して、素早い体外への排出が可能で、検査後のお腹の張りもほとんどありません。
大腸カメラ検査を受けたほうが良いのはどんな時ですか?
ずっとお腹の調子が悪い、下腹部痛がある、下痢や便秘が続く、下血があった、便潜血陽性を指摘されたなどの症状がある方は、大腸疾患の可能性があるため、大腸カメラ検査を受けて頂くことをお勧めしています。 また、大腸カメラ検査は、唯一、前がん病変である大腸ポリープ(腺腫)や早期のがんを見つけることが出来る検査です。ポリープはその場で切除することも可能ですし、また疑わしい部分を見つけたら、組織のサンプルを採集して、病理検査を行って確定診断を行うことも出来ます。 大腸がんやポリープは初期に自覚症状がほとんど無く、進行したり大きくなったりして症状が出て見つかることも多いのですが、大腸カメラ検査を行っておけば、簡単な治療で済む初期のうちに治療を完了し、前がん病変であるポリープを切除して将来のがん化を予防することも可能です。様々な生活習慣病のリスクが高まってくる40歳を過ぎたら、定期的に大腸カメラ検査を受診することをお勧めします。
大腸カメラ検査を受けるとき必要なものはありますか?
健康保険証、各種医療証、診察券、お薬手帳(お持ちの方)、他院からの紹介の方は診療情報提供書(紹介状)と検査関連書類です。また、当日は検査着に着替えて頂きますので、お着替えのしやすい服装でお越しください。また替えの下着もご用意頂くと安心です。
大腸カメラ検査はどのくらいの間隔で受ければ安心ですか?
初回の検査で大腸の状態を確認した上で、医師が判断し次回の検査のタイミングをお伝えしています。
便秘・下痢でも大腸カメラ検査は問題なく受けられますか?
慢性の便秘や下痢といった症状がある場合、大腸疾患の疑いがありますので、積極的に大腸カメラ検査を受けて頂くことをお勧めしています。検査前に腸を綺麗に洗浄する下剤を使い、薬の効果が治まったところで検査を行いますので、便秘や下痢の影響はまずありません。 ただし、かなり頑固な便秘症の場合は、事前に便秘の治療を行ってから検査ということもあります。
認知機能が低下している場合も、大腸カメラ検査を受けることはできますか?
低下の度合いにもよります。ご本人が事前の下剤使用をしっかりと出来て、検査を受けようとする意欲がある場合は可能なこともありますが、基本的には当院では認知症の方の大腸カメラ検査については非対応とさせて頂いております。入院等の施設のある高度医療機関にご相談ください。
人間ドックで大腸カメラ検査を受けたいと考えています。その場合も事前診療は必要ですか?
人間ドックの場合でも大腸カメラ検査を受けていただくには、事前の問診が必要です。問診は電話でも可能ですので、ご相談ください。
大腸カメラの予約日時に生理になりそうです。検査は可能ですか?
検査は問題なく受診して頂けます。検査着は下腹部を全て出して頂くのではなく、スコープを挿入する肛門周辺だけが開いているものですから、タンポンや経血カップなどの他、ナプキンもご使用頂けます。また、どうしても気になる方は、検査日程の変更も可能です。事前にご相談ください。
大腸カメラ検査で事前検査が必要なのはなぜでしょう?
大腸カメラ検査の場合、大腸ポリープなどが発見された場合、出来るだけその場で切除を行います。大腸ポリープ切除は日帰りとは言え手術ですので、安全に処置を行えるよう、事前の生活で守って頂きたいこと、休薬が必要なお薬もあります。そのために医師が患者様の状態をしっかりと把握すること、必要な説明をしっかりと行うことを目的に事前診療を行っております。また、当院では検査前の数日の食事制限で安心して食べて頂ける検査食も用意しておりますので、そのためにも事前診療が必要です。
過去に骨折して金属プレートが入っているのですが、ポリープの切除は可能ですか?
基本的には可能です。当日、医師または看護師にその旨お伝えください。
大腸カメラの
下剤について
下剤の服用で下痢がひどく、何度もトイレに行っています。それでも全量を飲む必要がありますか?
全量を服用して頂くのが基本ですが、どうしても飲みきれない場合は、お電話などでスタッフにお問い合わせください。
1週間後の大腸カメラ検査対応のため、事前の便秘解消薬を飲み始めました。効き過ぎのようで何度もトイレに通うのがつらいのですが、下剤の量を減らすことは可能ですか?
当日までにあまり硬い便が溜まっていると、当日の腸洗浄が上手くいかない場合もあります。それまでの間、便がある程度の柔らかさを保って便秘にならない限り、ご自身で事前の便秘解消薬は調整して頂いて問題ありません。判断がご不安な場合はお電話などでお問い合わせください。
前日の夜に、何故下剤を服用する必要があるのですか?
前日夜の下剤は、腸管の働きを促進し、溜まっている便を出す働きがあります。そのため、当日朝の下剤による腸洗浄がスムーズに運ぶことになります。ただし、以前に検査したことがあり、その際に強い腹痛などが出た方は事前診察の際にご相談ください。
その他
検査の際は子供を連れて受診することは可能でしょうか?
通常の外来受診の際はお子様連れでも受診は可能ですが、当院には託児施設がありませんので、時間のかかる検査の際はお子様連れでの受診をお断りしています。あらかじめご了承ください。
感染性胃腸炎との診断でしたが。出勤は可能ですか?
国指定の感染症の場合、国の規定に従います。またインフルエンザのように国の規定が学校保健法のみの場合は、多くの企業は学校保健法の定めに従っていることが多いようです。詳しくは、お勤めの企業、団体等の人事部、総務部などにお問い合わせください。
アルコール綿を使用するのは何故ですか?
注射や点滴などを行う際、針を刺す部分の皮膚を消毒するために使用します。アルコール過敏症の方は事前にお申し出ください。